2004年 12月 05日
5/16(SUN) 住宅街にある「古森」*Moseley Bog is the Old Forest!
楽しかったトールキン・ウィークエンドが終了する午後5時が近付いてきました。
終わってしまう前に(つまり道に迷っても質問できる人がいる間に(笑))、
トールキン兄弟が少年時代に探検したという緑地、Moseley Bogに行くことにしました。
Moseley Bogへの地図を頂きましたので、この次の記事でアップします~♪
お庭つき一戸建てや、セミ・デタッチド・ハウスやテラスハウスなどが立ち並ぶ、恐らくイギリスでは典型的な住宅街を抜けていくと、突然こんな森への入り口に行き当たりました
(イギリスの住宅のかたちについては説明しづらいのですが、長屋のような、と申し上げればよいのでしょうか?詳しくはコチラ[TOTO COM-ET イギリス人に学ぶ”住宅の楽しみ方”]をご覧下さい)

* Virtul Brum(バーミンガムの写真のサイト)の'Tollkien's Birmingham - Tolkien's hobbit Moseley Bog photograghs'のページ → コチラ!
には、もっとたくさんの美しい写真が載せられています!

b0012113_2285350.jpg

中は、『旅の仲間』の「六 古森」で描かれているような森の一部が残っていました。



b0012113_221026.jpg

 前に進むにつれて、だんだん明るくなってきました。突然かれらは木々の間から抜け出たと思うと、広い円形の広場にいました。頭の上には空がありました。空は青く澄んでいてかれらを驚かせました。・・・(中略)・・・ここには木は一本もなく、ただ伸び放題の草や、たくさんの丈の高い植物が生えているばかりでした。茎立ってしおれかけた毒にんじんとか野生のパセリ、ふかふかの灰の中に落ちた種から芽生えた雑草類、それに一面にはびこったいらくさや野いばらなどでした。荒涼としたわびしい場所でした。それでも、密生した森から来れば、魅力ある楽しげな庭のように見えました。
b0012113_22105321.jpg

・・・残された道はただ一つ、窪地を伝って下の方に降りるしかありません。地面はだんだん土がやわらかくなり、ところどころ泥の水たまりができていました。土手のあちこちから水が湧き出ていました。そして間もなくかれらは草の生えた川床をちょろちょろ流れる小川について降りていきました。・・・
b0012113_2229993.jpg

・・・前を見ると、無数の大きさと形を持った数限りない幹の群が見られるばかりでした。まっすぐの、曲がったの、ねじれたの、傾いたの、うずくまったの、すらりと伸びたの、すべすべしたの、こぶだらけの、枝の張ったの、すべての幹が、苔や、その他ぬらぬらしたり、ぼさぼさしたしだ類などにおおわれて緑色や灰色をしていました。
 しかしまだ道のきざしはなく、木々は絶えずかれらの行手を塞ごうとしているかのようでした。ピピンは不意にもうこれ以上がまんできないような気がしてきて、突然どなり出しました。「おい! おい!」と、かれは叫びました。「ぼくはなんにもしやしないぞ。ちょっと通してくれ、いいだろ!」
b0012113_2247509.jpg
 ホビットたちは元気付けられて、空にひろがる明るい光をたのもしげに見上げました。空地のむかい側に、壁なす木むれの間に一個所割れ目があって、その先にはまぎれもない小道が一本見られました。

b0012113_22473116.jpg
その道は森の中にはいtっていました。所のよっては幅も広く、道の上は開けていました。もっとも両側の木が道をせばめていて、暗い大枝を張り出して空を遮っているところもありました。ホビットたちはこの道に馬を進めました。・・・

b0012113_22413333.jpg

・・・フロドはみなを元気づけるために歌を歌おうとしましたが、それもたちまち力ない小声になってしまいました。

 おお、影なす国をさまよう者たち、
 絶望するな! 黒々と立つが、
 森はみな、やがては終わり
 蔽いない陽をあおぐはず。
 夕日と、朝日で
 一日が終わり、一日が始まる。
 東か、西か、
 森はみな、いつかは果てる。・・・


上はみな、写真に合うように、『旅の仲間』の「六 古森」から引用いたしました。

森の中は静まり返っていて、小鳥の鳴き声が響いています。人の声は時たま聞こえてくるぐらい。
周囲が住宅街であるということを忘れさせてくれます。
Moseley Bogへ入ったところで、トールキン・ウィークエンドで見かけた人に再びお会いしました。
その方に「道らしい道がなくて迷ってしまいそうですね」と話しかけると、「あら、わたし、この辺りに住んでるの。だからわたしの家に向かう近道を抜けて行けるのよ」と仰って、ほんのすき間から窪地に降りたり上がったりしながら、途中までご一緒させていただきました。
そのヒッピースタイルのおねえさまは「子供の頃から、Moseley Bogはあったし、これからもずっと残していかなくちゃいけないわ」と意気込んでいました。
本当にそうであって欲しいですね、とお伝えすると「えぇ、もちろんよぉ!」。
b0012113_22531732.jpg
そして、このワンコと飼い主さんに出会いました。
「わぁ、こんにちは!」とワンコに言うと、走っていったり吠えたり忙しそうにしています。
「普段はもっと静かだから、ちょっと興奮してるみたいね」と飼い主さん。
もっと静かって・・・すごいなぁ。
あの右側の一面緑色のところが、藻がしげった池です。
[PR]

by Chica_Chubb | 2004-12-05 22:18 | Tolkien @ Birmingham


<< 5/16(SUN) 二つの塔へ...      5/16(SUN) トールキン... >>