2005年 02月 14日
シアター・ツアーが終わった後、まずしたことはその夜に公演されるマクベスを予約すること。 スワン劇場からロイヤル・シェイクスピア劇場へ駆け戻って、券売り場Box Officeで「今夜の分、観れますか?」 すると幸運なことに1F席の隅っこが空いていました。 ・・・本当はイギリスで舞台を観る予定なんてこれっぽちもなかったのです。 観るならロンドンのウエストエンドでミュージカルがいいかな~、でもそんな時間はなさそう・・・と思っていました。 シアター・ツアーにも参加できてこんなに丁寧に説明してもらって、しかもロイヤル・シェイクスピア・カンパニーRSCがストラトフォードの劇場で公演するのは一年でも限られています。あとはロンドンのグローブ座や他の場所を公演して回るのです。 もう一度ストラトフォードへ来れるならいいですが、ここで観られるとも限りません。 こうなったら、観るっきゃない! それにツアーでご一緒したアメリカ人のご一行様は翌晩の「ロミオとジュリエット」やその次の晩もストールStalls(日本のS席)で観るなんて言っているではないですか! さすがは演劇部!!(かな?演劇学校の生徒たちだったのかな?聞き逃して自信ナシです;) その晩は来たところなのでゆっくりする、とのこと。 あぁ、ロミオとジュリエットなら良かったのに。 オリビア・ハッセーの映画も観たし、ウェスト・サイド物語なら何度も観てるし、ディカプリオのも観たし・・・ ロミオとジュリエット / パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン ISBN : B000197HXI ウエスト・サイド物語 / 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン ISBN : B000087EPH ロミオ&ジュリエット / 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン ISBN : B00008ILKH でもマクベスの話の筋ってどうだったっけ?? 悲劇だっていことと、三人の魔女がぶつぶつ・・・ぐつぐつ・・・しているところしか覚えてない!困った・・・/(>。<)\ ま、観ているうちに思い出すだろう・・・と少し不安に思いながらも、予約できたことにホッとしました。 「どうもありがとう」と言って席の場所を確認のために券売り場の中の座席表をのぞきこむと、その表の隣にあったのは・・・!! あ~っ!「ライオンと魔女」のポスター!! そういえば、シアター・ツアーのガイドさんが「クリスマス公演のために『ライオンと魔女』をしたんだけど、あまりに好評だったのでその翌年もその翌々年もしたんだよ」と言ってましたっけ。 あのポスターが欲しい・・・。 そこから大騒ぎ。 まずは売り場の女性に「あのポスターの写真を撮ってもいいですか?」と声をかけて撮らせてもらいました。 次にグッズ売り場をグルグル巡っても見つからないのでお店の方に「すみません・・・『ライオンと魔女』のグッズやパンフレットなどは売っていませんか?わたしすごくルイスの作品のファンで・・・」 でも無かったんです・・・。 「もしかするとスワン劇場にあるかも・・・」と言われて閉店してしまったスワン劇場内のお店も観に行ってくださったのですが、そちらにも見当たらなかったそうです。 「オンラインショッピングならあるかもしれないわね」と慰めてくださったのですが、そんなに大騒ぎしたわりに何も買っていないわたし・・・(苦笑) 何だかRSCのHPがすごく重いんですよ。(そういうときにばかりアクセスしてるから?) * Royal Shakespeare CompanyのHP * アート at ドリアン → 『マクベス』のあらすじ その後は劇場に近いレストランで「急がせて悪いんですが、劇場でいついつから観るんです」というと、早くできるメニューをいくつか選んでくれて、その中から晩御飯を選びました(スパゲティとサラダだった気がします)。 そして公演開始まであと5分というときに駆け込んでお手洗いも済ませ・・・ ビーっと開始の合図のブザーがなったときには何とか席に着いていました。 ←公演後には大混乱の劇場ロビー その晩に観た「マクベス」のポスター(この記事の上に拡大したものをあげました)と「ヘンリー八世」の写真が掛かっています。 暗くなると三人の魔女が "Double, double toil and trouble Fire burn, and CAULDRON BUBBLE!" と叫んで「フ~~~ッ!」と猫の唸るような声をたてて消えていきました。 あぁ・・・素敵。 (日本語では「きれいはきたない、きたないはきれい・・・」) ←グッズ売り場で買った「マクベス」の三人の魔女のマグネット 魔女の予言を信じて王を殺すようにそそのかすマクベス夫人、幻覚・幻聴に怯えるマクベス、マクベス夫人の「血が・・・血が・・・」と言い罵りながら手を洗う仕草をする夢遊病、血みどろの恐怖政治をしくマクベスの中にうずまく疑心暗鬼・・・ そしてとうとうバーナムの森が動いた!! 反乱軍が森に化けてマクベス王のいるダンシネインに進軍してきたのです。 王マクベスは、「女から生まれた人間」ではないマクダフの手にかかり、魔女の予言どおりバンクォーの息子が戴冠。 「バーナムの森が動いた!!」のところでビクッと反応しました。 というのは『指輪物語』に出てくるエントやフオルンの進軍が、ここを参考にしているらしいという話を聞いていたからです。 ・・・やっぱり『マクベス』を観て、ちょうど良かったんですね(^^;;;
by Chica_Chubb
| 2005-02-14 19:20
| Stratford-upon-Avon
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