2005年 03月 20日
そこで"The Letters of JRR Tolkien"を見てみると、 ・・・火曜日の昼、チャールズ・ウィリアムズと〈鷲と子供亭〉を覗きに行くと、驚いたことにジャックとウォーニィが既に腰を落ち着けているのを見つけた。・・・という記述があるようなので、朝に限定されるのではく、火曜日の朝から昼にかけて、だったのでしょう (参考にしたのは、前述の"The Letters of JRR Tolkien"のp.95の上から2行目~4行目と、『幻想文学』12号(特集インクリングズ)の「友情と孤独と -『トールキンの手紙』を読む」種田又右衛門(翻訳協力=磯田薫)のp.55上段)。 「兎の部屋」は、はっきりとドアのある部屋ではなくて、区切りっぽい感じでしたが、周りには上のようなプレートがあったり、インクリングスのメンバーの写真がたくさんあったりするので、すぐに「ここだ!」と分かります。 それらをわたし以外にも写真におさめる人たちがいて、仲間のような、ライバルのような・・・お互いすこし恥ずかしいような気がしました(笑)。 「兎の部屋」はそんなインクリングスのファンや常連さんでいっぱいで、なんとか隅っこの2人席を確保できました。 左の写真は、「兎の部屋」の壁にかかる写真の一部です。 奥から(左から)、ルイスの妻ジョイJoy、インクリングスのメンバーで詩人のチャールズ・ウィリアムズCharles Williams、そしてC.S.ルイス教授です。 左から、インクリングスのメンバーによる手書き文書、ルイスの友人ヒューゴ・ダイソンHugo Dyson、公式な場でガウンを着用しているトールキン教授、ルイス夫妻、ルイス兄弟、そして右の壁にかかっているのが若かりし日のトールキン教授です。 左から、ルイス教授の妻ジョイ、ルイス夫妻、ルイス教授、そしてぼんやりした写真で申し訳ないのですが、ジャックJack(C.S.ルイスの愛称)&ウォーニィWarnie(C.S.ルイスの兄で元軍人)の兄弟そろっての写真です。 インクリングスがこの鷲と子供亭の「兎の部屋」に集まった様子は、この映画に再現されています。 永遠の愛に生きて / キャニオンレコード ISBN : B00005MYOH 「とわのあいにいきて」と読みます。1993年の映画。 「ナルニア国ものがたり」シリーズがベストセラー化したあとのルイス教授の人生が描かれたものです。 オックスフォードの有名な場所が出てきますし、オックスフォード郊外の美しい光景も見られます。 何より『ライオンと魔女』のあの洋服箪笥の扉が映し出されるのが嬉しいです! ルイス教授にアンソニー・ホプキンス、妻ジョイに『愛と青春の旅立ち』のデブラ・ウィンガー。 兄ウォーニィには、BBCの「シャーロック・ホームズ」シリーズでホームズを演じているエドワード・ハードウィック。 このお兄さんが優しい人なんですよ! 詳しいあらすじや解説は「goo映画-永遠の愛に生きて」にありますので、ご興味がある方はどうぞご参考に! 原題は"Shadowlands" といいます。 原作は、トールキンやインクリングスについての著作が多数あるブライアン・シブリー氏によるこの本。 影の国よ、さようなら ブライアン シブリー 中尾 セツ子 / すぐ書房 ISBN : 4880682306 「影の国」というのはルイスにとって、とても大切な言葉であったことがこの映画を観るとよく分かります (いやはや、どーすればこの原題を変更できるのでしょうね?)。
by Chica_Chubb
| 2005-03-20 21:31
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